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未来の森へ、ようこそ。

穏やかな光に包まれ、生い茂る木々のようにいくつも重なった緑のチューブ。
これは「フォトバイオリアクター」と呼ばれる巨大な装置。
光エネルギーを効率的に吸収しながら、少量の水で藻類を育てています。

チューブの中で育っているのは、「スピルリナ」という名の藻類。
ビタミン、ミネラル、たんぱく質などの栄養素が豊富で、食品としても活用されています。

水の中で光合成する微細藻類。
じつは陸上の植物よりも、太陽から放出されるエネルギーの利用が上手。
少ない水でたくさんの二酸化炭素を吸収し、エネルギー源となる有機物を生み出しているといわれています。

都市部のビルでも培養できるフォトバイオリアクターが、あたらしいまちづくりのかたちとなり、森のかたちとなって、日常の風景になる日も、そう遠くないかもしれません。